4月を迎え、新年度となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今年も桜の勢いを強く感じており、すごい数の外国人の方が日本に来てくれてますね。
街中でも見かけることが一段と多くなったと思います。
作業に忙殺されると、一人ひとりへの思いが抜けてしまいがちです。
ゲストは一生に一度かもしれない日本旅行、最高に楽しんでいただけるように、
こんな時こそ細心の注意で取り組んで行きましょう!
さて今回は、商品造成(全2回)の2回目となります。
まずはざっくり作り上げた前回に続き、それを検証し、
プロダクト(旅行商品)に仕上げていきます。
今後の予定は、
〜内容〜
前回、大まかにストーリーを組み立て形にしました。ここまで来たら、今度は実際に試してみる段階です。いわゆるモニターツアーですね。まず、なんのためにモニターツアーをやるのか、その「目的」を明確にしておきましょう。
以下3点が主な「目的」となります。
「目的」を踏まえたら、モニターツアーの注意点に配慮してください。
そんな中、弊社の場合ですと、一番大事にしているのは、【自分たちの感覚】です。実際4年間ツアーをやってきて、多くのゲストと接していると、ゲストがどう考えるか、どう思うか、がだいたい分かるようになってきます。その状態の自分たちが確認した方が、数人の留学生・外国人の意見よりも信じられることが多いです。
何回か実施してみて、一人の意見にこだわりすぎず、傾向を見ながら、修正していきましょう。
既述の「モニターツアー」を経て、得た知見をマニュアルに落としていきます。マニュアル、と聞いて『むむむ???』と思う方がいらっしゃるかと思います。ではここで質問です。
実は私も最初は、マニュアルは必要ないと思っていました。おもてなしは、個人に合わせて対応することで、マニュアルがあるとそれを妨げてしまう、と。ただ、とあるインバウンド業界の先輩の一言で、私は考えを変えました。
『マニュアルは、必要である!なぜかと言えば、考えずにクオリティを安定させる事に効果があるから。そして、真のおもてなしは、ベースにマニュアルがあった上で、ゲストに合わせてカスタマイズすることで生まれるからです』
弊社でも、ツアーごとにマニュアルを作っています。内容は、まずはざっくり作り込んだ上で、ツアーをやった上でのゲストの反応、困った質問、ウケたネタ、などを追加していくのが一番良さそうです。いったん、マニュアルを作り上げるとそこで商品完成となります。弊社だと、ここまでで1ヶ月~1.5ヶ月というところでしょうか。
スピード感を持って、ガシッと取り組みましょう!!
最後に、商品造成において、注意したほうが良い点を2点ほど追加しておきます。
以上で商品造成についての回を終了します。最後までお読みいただきありがとうございました!次回は「ガイド・接客の心得」(全2回)の1回目となります。出来上がった商品を、ゲストに届ける、すごく大事な役割ですね。
次回もぜひお楽しみに!
以上
ご意見やご感想があれば何なりと連絡をください。必ずご返答差し上げます! →info@knotworld.jp
・執筆者:河野 有、ノットワールドについてはこちら