外務大臣の岩屋毅さんが話題になっています。
外務大臣といえば海外の要人と積極的に対話する機会が多い要職なのですが、岩屋毅さんの語学力はどんな感じなのでしょうか?
歴代外務大臣はかなりの英語力の持ち主ばかりだったので、岩屋毅さんの語学力に大きな注目が集まっています、
本記事では、岩屋議員の英語力について、留学経験、海外勤務経験、学歴、そして実際の英語でのコミュニケーション能力を詳しく分析していきます。
この記事ではこんなことがわかります
- 岩屋毅の実際の英語力(動画)
- 岩屋毅の学歴
- 岩屋毅の経歴
- 岩屋毅の留学経験
- 岩屋毅のプロフィール
岩屋毅の英語力は歴代外務大臣と比べると”微妙”
岩屋毅さんの英語力を調べたところ、長時間のスピーチを英語でこなすなど、なかなかの英語力をお持ちなことがわかりました。
ただ、歴代外務大臣と比べると、英語力は「ぼちぼち」といった印象を見受けます。
実際に英語で話している姿はなかなかのもの!
実際に岩屋毅さんが英語を話している動画を複数発見しましたので、ご紹介します。
まずはこちらは、外務大臣として2024年の『世界津波の日』にメッセージを送った岩屋毅さんの英語動画です。
おそらくカンペを見て発言していますが、発音やアクセント、そして間の取り方が非常に上手なので、なかなかの英語力をお持ちなことがうかがえます。
続いてこちらは、防衛大臣時代の2019年に約30分の長尺の英語スピーチを行っている岩屋毅さんです。
身振り手ぶりを交えながら、時折原稿から目を話してスピーチされていることが確認できます。
英語での即興的なコミュニケーションには不安を感じていたたことが窺えますが、ある程度の一般的な英語会話は問題ない感じですね!
歴代外務大臣の英語力がヤバすぎる!
直近の歴代外務大臣経験者と岩屋毅さんの英語力を比較したところ、残念ながら岩屋毅さんよりもかなりレベルの高い英語力をお持ちなことがわかりました。
岩屋毅さんの前に外務大臣を務めていた、上川陽子さん、林芳正さん、岸田文雄さんの英語力をそれぞれご紹介したいと思います。
上川陽子の英語力と英語に関わる経歴
上川陽子さんの英語力と英語に関わる経歴を調べたところ、こちらが判明しました。
- 東京大学で国際関係論を専攻
- ハーバード大学院を卒業している
- 米国上院議員(マックス・ボーカス)の政策スタッフを務めた経験がある
上川陽子さんは東京大学在学時は国際関係論を専攻し、大学卒業後に社会人になった後、ハーバードケネディスクールにフルブライト奨学金を獲得して進学した実績があります。
そして大学院卒業後は、米国上院議員のマックス・ボーカス氏の政策スタッフを務めた経験もお持ちです。
そのため、上川陽子さんの語学力は高度な日常会話もこなすことができることが考えられますね!
実際に上川陽子さんの英語スピーチ動画を見つけました。
林芳正の英語力と英語に関わる経歴
林芳正さんの英語力と英語に関わる経歴を調べたところ、こちらが判明しました。
- ビートルズの曲で中学時代から英語に親しんでいた
- ハーバード大学大学院を卒業している
- 米下院議員スティーブ・ニールの銀行委員会スタッフを務めた経験がある
- 米上院議員ウィリアム・ロスの国際問題アシスタントを務めた経験がある
現在は官房長官の職にある林芳正さん。
実は楽器演奏が大好きで、中学校時代からビートルズに親しんで英語力を身に着けてきました。
東京大学を卒業後に、社会人経験を経てハーバードケネディスクールに進学した経歴をお持ちで、在学時には、米下院議員スティーブ・ニールの銀行委員会スタッフを務めたり、米上院議員ウィリアム・ロスの国際問題アシスタントを務めたりもしました。
そのため、実務的な英語力は相当なレベルにあることがわかりますね。
実際に林芳正さんの英語スピーチ動画を見つけました。
岸田文雄の英語力と英語に関わる経歴
岸田文雄さんの英語力と英語に関わる経歴を調べたところ、こちらが判明しました。
- 小学校時代の3年間をNYで過ごし、現地の公立小学校に通った経験がある
幼少期にはアメリカに住んでいた経験がある岸田文雄さん。
帰国後はあまり英語に親しむ環境にはなかったようですが、幼少期の体験からかなり流暢な英語を話されることがわかりました。
実際に2019年に岸田文雄さんが外務大臣として英語スピーチをしている動画が、こちらです。
岩屋毅の学歴は偏差値70の早稲田大学政治経済学部政治学科卒
岩屋毅さんの英語力を調べるうえで、これまでの学歴を調べてみました。
岩屋毅さんの学歴はこちらです。
- 小学校:別府市立青山小学校
- 中学校:別府市立青山中学校
- 高校:ラ・サール高等学校(偏差値75)
- 大学:早稲田大学政治経済学部政治学科卒(偏差値67.5~70)
岩屋毅さんの学歴について調べたところ、特段英語力向上に関する学歴は確認できませんでした。
ただ、高校は鹿児島県のラ・サール高校という非常に高い学力レベルの学校を卒業し、大学は早稲田大学政経学部という難関校に進学しています。
この学歴から、英語の読解力や文法力については一定以上のレベルを有していることが推測されますね!
ただし、実践的な英語コミュニケーション能力については、当時の日本の教育システムが受験英語に重点を置いていたことを考慮すると、会話をする英語力よりかは、学問としての英語力が養われたのではないかと考えます。
小学校:別府市立青山小学校
岩屋毅さんの学歴で、出身小学校は別府市立青山小学校です。
【別府市立青山小学校(現:山の手小学校)】
所在地:〒874-0902 大分県別府市青山町5−68
岩屋毅さんの通っていた別府市立青山小学校は、2016年に青山小学校と近隣の西小学校が統合。
新たに『山の手小学校』として開校しています。
中学校:別府市立青山中学校
岩屋毅さんの学歴で、出身中学校は別府市立青山中学校です。
【別府市立青山中学校】
所在地:〒874-0000 大分県別府市別府3088−1
岩屋毅さんは別府市立青山小学校卒業後、地元の中学校である別府市立青山中学校へと進学します。
後述しますが、岩屋毅さんは高校は九州屈指の名門校である「ラ・サール高校」に進学します。
そのため、中学校時代は相当勉強ができる生徒だったのではないかと推測します。
高校:ラ・サール高等学校(偏差値77)
岩屋毅さんの学歴で、出身高校はラ・サール高等学校です。
【ラ・サール高等学校】
所在地:〒891-0192 鹿児島県鹿児島市小松原2丁目10−1
偏差値:77
岩屋毅さんは別府市立青山中学校卒業後、鹿児島県でNo,1、全国でNo,2の偏差値を誇るラ・サール高等学校に進学します。
岩屋毅さんの公式サイトには「スポーツ、生徒会活動に汗を流す。」とあるので、勉強以外にも、部活動や生徒会活動に勤しんだ充実した高校生活だったことがうかがえます。
岩屋毅さんは大分県の出身のため、高校時代は寮生活を送っていたことがFacebook投稿から明らかになりました。
あの多感な青春時代にお互いに郷里を離れて寮や下宿で生活を共にした仲間は生涯の友であり、当時の思い出は生涯の宝でもある。
引用:岩屋毅Facebookより(2013.4.19)
孫正義君もかわいそうに。。「強欲な政商」などと書かれて(笑)。いや、笑っちゃいかんな。高校時代からの友人だが、実に志の高い男です^^。
引用:岩屋毅Facebookより(2011.6.30)
出身地も高校も違うものの、2019年1月7日の日本経済新聞の報道で、共通の友人の紹介で出会ったことが報じられています。
ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義君とは40年以上の付き合いで「孫」「岩屋」とお互い呼び捨てにする仲だ。知り合ったのは高校1年生の夏休み。福岡県出身の友人に「地元に面白いやつがいる。会ってみないか」と勧められ、その友人宅で対面した。
【ラサール高校の著名な卒業生】
- ラサール石井(お笑い芸人)
- 伊藤祐一郎(鹿児島県知事)
- 永瀬昭幸(東進ハイスクール創業者)
- 青柳俊彦(JR九州 代表取締役社長)
- 片野坂真哉(ANAホールディングス 代表取締役社長)
大学:早稲田大学政治経済学部政治学科卒(偏差値67.5~70)
岩屋毅さんの学歴で、出身大学は早稲田大学政治経済学部政治学科です。
【早稲田大学】
所在地:〒169-8050 東京都新宿区戸塚町1丁目104
偏差値:67.5~70(政治経済学部政治学科)
岩屋毅さんは大学在学中、早稲田大学雄弁会に所属します。
そして、選挙アルバイトを通じて、当時自民党に所属していた鳩山邦夫衆議院議員の事務所に勤務。
大学卒業後は、そのまま鳩山邦夫さんの秘書を務めました。
【早稲田大学政治経済学部の著名な卒業生】
- Mummy-D(ヒップホップMC)
- 阿部祐二(テレビリポーター)
- 益子修(三菱自動車工業社長)
- 伊藤源太(アナウンサー)
留学経験:なし
岩屋毅さんの公式サイトを調査したところ、2010年3月24日のブログより留学経験がないことが判明しました。
長女に留学を勧めたのは自分である。学生時代、留学しなかったことをすこぶる後悔していたので、子どもたちには「たとえ短期でもいいから海外に暮らして世界を見てこい」と口を酸っぱくして言い続けてきた。
岩屋毅議員の公式プロフィールによると、岩屋毅さんは学生時代に留学しなかったことを後悔していたようで、自身の娘には「たとえ短期でもいいから海外に暮らして世界を見てこい」と勧めていたことが明らかになっています。
岩屋毅さんの2011年9月6日のFacebook投稿でも、留学をしなかったことへの後悔をにじませていることが確認できました。
英語は聞くのはほとんどわかるが、しゃべるのはイマイチだ。悔しいよね。留学しなかったことが実に悔やまれる。
引用:岩屋毅Facebookより(2011.9.6)
グローバル化が進む現代の政治外交において、若い時期の海外経験の重要性を岩屋議員自身が強く認識していたことがわかりますね。
岩屋毅の経歴は「議員一筋37年」
岩屋毅さんの経歴について調べたところ、公式サイトのプロフィール情報から、こちらの経歴が確認できました。
- 大学卒業後:鳩山邦夫の秘書を務める
- 昭和62年:大分県議会議員初当選(29歳)
- 平成2年:旧大分2区より衆議院議員初当選(32歳)
- 平成5年:選挙では落選
- 平成8年:選挙では落選
- 平成12年:衆議院大分3区より当選し再起を果たす
- 平成13年1月〜5月:防衛庁長官政務官
- 平成14年1月〜平成16年10月:自民党副幹事長
- 平成17年3月〜12月:自民党大分県連会長
- 平成17年9月〜平成18年8月:自民党政務調査会副会長
- 平成18年9月〜平成19年8月:外務副大臣
- 平成19年9月:自民党国会対策副委員長就任
- 平成20年9月:衆議院文部科学委員長就任
- 平成21年10月:自民党大分県連会長就任
- 平成22年9月:自民党シャドウキャビネット防衛大臣に就任
- 平成22年9月〜平成23年7月:自民党国防部会長
- 平成24年10月〜:自民党安全保障調査会会長、自民党総務副会長
- 平成30年10月〜令和元年9月:第4次安倍改造内閣にて防衛大臣
- 令和6年10月:第一次石破内閣にて外務大臣
岩屋毅さんは平成5年と平成8年に落選している時期がありますが、それ以外は、大学卒業後からずっと議員一筋の経歴です。
経歴の内容を確認すると、外務副大臣以外には海外での仕事経験はないことがわかります。
ただし、2006年から2007年にかけて外務副大臣を務めた際には、アフリカやヨーロッパ各国を訪問し、各国要人との会談を行った経験があります。
また、2018年から2019年まで防衛大臣として、国際的な安全保障問題に携わったこともありました。
岩屋毅のプロフィール
岩屋毅さんおプロフィール情報はこちらです。
名前 | 岩屋毅(いわやたけし) |
生年月日 | 1957年8月24日(67歳) |
出身 | 大分県別府市 |
学歴 | 小学校:別府市立青山小学校 中学校:別府市立青山中学校 高校:ラ・サール高等学校(偏差値75) 大学:早稲田大学政治経済学部政治学科卒(偏差値67.5~70) |
職業 | 第153-154代外務大臣 |
家族構成 | 妻・長女・次女・長男・孫娘 |
【まとめ】岩屋毅の英語力は微妙?留学経験の有無や学歴経歴について調査!
今回は「岩屋毅の英語力は微妙?留学経験の有無や学歴経歴について調査!」と題してお送りしました。
【この記事でわかったこと】
- 岩屋毅の英語力は、歴代外務大臣と比べると見劣りするが、ある程度の英会話は問題なくできる
- 重要な会議の場では同時翻訳機を使用
- 学歴/経歴ともに、英語力を養う環境は平成18年9月〜平成19年8月の外務副大臣職のみ
- 留学経験はない
岩屋毅議員の英語力は、確かに歴代外務大臣と比較すると課題があります。
しかし、これは日本の政治家全般に見られる傾向でもあり、岩屋議員に特有の問題というわけではありません。
むしろ重要なのは、自身の言語能力の限界を認識しつつ、それを補完する体制を整備し、実質的な外交成果を上げていけるかどうかです。岩屋議員の政治家としての豊富な経験と、特に安全保障分野での知見は、外務大臣としての職務遂行において大きな強みとなるでしょう。
今後は、英語力の向上に努めながら、これまでの経験と知見を活かした外交活動が期待されます。
また、この事例は、日本の政治家育成における語学教育の重要性を再認識させる機会ともなっています。