ユン大統領が親日の理由5選!日本語が話せるのかも調べてみた!

非常戒厳宣言で内乱を首謀した疑いで、憲政史上初めて現職大統領として身柄を拘束されたユン大統領。

実はかなりの親日派として話題です。

ユン大統領が親日といわれる理由を調べたところ、5つの理由が見つかりました。

また、親日ということは、もしかしたら日本語を話せるのかも…?

あわせてユン大統領の日本語会話レベルについても調べてみました。

 

この記事でわかること

  • ユン大統領が親日の理由5選
  • ユン大統領は日本語を話せるのかについて

 

目次

ユン大統領が親日の理由5選!

 

ユン大統領が親日な理由は、こちらの5つの事象から考えられます。

 

<ユン大統領が親日な理由5選>

  • シャトル外交を復活させた
  • 元徴用工問題を解決したいと考えている
  • 反日感情を政治利用するのに否定的
  • 父親が日本に留学し、大学で教鞭をとっていた
  • 日本文化をリスペクトしている

 

①シャトル外交を復活させた

 

ユン大統領が親日と考えられる理由の1つ目は、シャトル外交を復活させたからです。

 

<シャトル外交とは>

仲介役の外交官や政治家が関係国を行き来しながら、直接対話しながら信頼関係を構築して交渉を進める外交手法。
英語で「Shuttle Diplomacy」と呼ばれ、「シャトル(往復)」という言葉が示すように、仲介者が双方の国を行き来することが特徴。

 

日韓のシャトル外交は、12年前を最後に停止していました。

しかし、ユン大統領が2023年3月に岸田文雄さん(当時首相)を公式訪問。

この一歩が日韓関係を再構築する歩みとなり、その後、岸田文雄さんも日本の首相として2023年5月に韓国を公式訪問しています。

この岸田文雄さんの訪問で、日韓が経済や安全保障の分野で連携していこうという方針が表明されたよ!

②元徴用工問題を解決したいと考えている

 

ユン大統領が親日と考えられる理由の1つ目は、元徴用工問題を解決したいと考えているからです。

<徴用工問題とは>

第二次世界大戦中に日本の企業で行われた朝鮮半島出身の労働者に関する歴史的・外交的問題。1965年の日韓請求権協定で解決済みとする日本政府の立場と、個人の請求権は消滅していないとする韓国側の主張で争いが続いている。

 

長年にわたり、二国間の大きな問題として残り続ける『徴用工問題』。

2018年に韓国最高裁判所が、当時徴用工を扱っていた日本企業に対して賠償金支払い命令を下したことで、日韓問題は悪化の一途をたどっていました。

日本企業の資産差し押さえなんかも、すごく話題になったよね!

しかし、2023年3月21日の日本経済新聞の報道によると、ユン大統領は「日本はもう過去に何度も謝ってくれている。反日感情を政治利用してはならない」と表明。

 

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は21日の閣議で、元徴用工問題などの歴史問題に対する自らの立場を表明した。「日本はすでに数十回にわたり、私たちに歴史問題について反省と謝罪を表明している」と述べ、反日を政治利用しないよう呼びかけた。

引用:日本経済新聞より(2023.3.21)

 

その後ユン大統領は、賠償金の支払いを日本企業ではなく、韓国の財団が賠償金を支払う方針を発表しました。

ユン大統領は日本を巻き込まずに徴用工問題を解決しようと動いていたんだね。でも、その行動が逆に国内で不信感を買ってしまったみたい…
ユン大統領は元徴用工やその支援団体、そして野党から「歴史問題を放棄する屈辱的な行為」と大批判されたよ。

③GSOMIAを正常化させた

 

ユン大統領が親日と考えられる理由の3つ目は、GSOMIAを正常化させたからです。

 

<GSOMIAとは>

GSOMIAとは「軍事情報一般安全保障協定(軍事情報含む保護協定)」の略称。
2019年8月現在、日本はアメリカ合衆国やNATOなど7カ国と、韓国は21カ国とこの協定を締結。
主に日本では韓国間の軍事情報共有に関する協定として知られている。

 

2016年11月23日に、1年毎の自動更新を前提として、日本と韓国でGSOMIAが締結されます。

しかし、2019年8月23日に韓国が一方的に更新をせずに破棄をする旨を通告。

その後、GSOMIAが破棄される事態にはなっていないものの、いつでも韓国側から破棄できる状態になっていました。

ユン大統領は2023年3月16日の日本公式訪問の際に、首脳会談でGSOMIAの正常化を約束。

韓国外務省は2021年3月21日に、「2019年のGSOMIA終了通知を撤回する」と発表しました。

④父親が日本に留学し、大学で教鞭をとっていた

尹起重(ユン・ギジュン)氏

 

ユン大統領が親日と考えられる理由の3つ目は、父親が日本に留学し、大学で教鞭をとっていたからです。

ユン大統領の父親である尹起重(ユン・ギジュン)氏は、延世大学応用統計学科の設立メンバーである経済学者でした。

1965年に日韓基本条約が締結されると、翌1966~1968年まで一橋大学大学院経済学研究科に留学。

1982年には一橋大学客員教授として教鞭をとっていました。

ユン大統領のお父さんは留学経験や教鞭をとっていた経験あり、日本語がかなり堪能だったんだって!

ユン大統領も幼少期や大学生時代には日本にいる父のもとへ訪問したことがあり、こうした生い立ちの背景が、親日感情に繋がっているのではないでしょうか。

⑤日本文化をリスペクトしている

 

ユン大統領が親日と考えられる理由の5つ目は、日本文化をリスペクトしているからです。

ユン大統領はかねてより日本文化や日本食について「親しみがある」と公言しています。

 

お酒が大好きで日本のビールも好む。日本の料理も大好き。

引用:日テレニュースより(2023年3月18日)

 

幼少期に日本留学している父親のもとを訪れた際に食べた「オムライス」が思い出の味だったんだって!

ユン大統領の親日は韓国国内では評価は「微妙」?

 

ユン大統領の親日ぶりな政策は韓国国内の反応は複雑で、賛否が分かれています。

 

<肯定的な見方>

  • 実務的な日韓関係の改善は経済的利益をもたらすという評価
  • 利益の観点に対する安全保障面での協力強化を支援
  • 未来志向の関係構築を目指す姿勢を評価

<否定的な見方>

  • 歴史問題での譲歩が大きすぎるという批判
  • 重要な労働問題の解決策が被害者の意思を十分に反映していることの指摘
  • 野党を中心に「外交的降伏」との批判

     

    徴用工問題の解決策(韓国財団の賠償金支払い)が発表されると、支持率が一時的に10%低下したことも…。

    世論調査などでは対日政策への反応は年齢層によって大きな差があるものの、若い世代ではユン大統領の親日な政策に対しては大規模な抗議デモが発生したことも。

    大統領選挙では45.5%の支持を獲得した20代も2024年8月時点では12%まで低下し、若者の指示離れが顕著となっています。

    なお、韓国の国内政治においては、ユン大統領の親日的な政策は与野党対立の争点の一つにもなっていて、野党は特に歴史問題での譲歩を厳しく批判しています。

      ユン大統領は日本語を話せるのか?

       

      結論から言うと、ユン大統領が日本語を話せるのかは詳しくはわかっていません。

      ただ、2023年3月20日のNHK政治マガジンの記事によると、ユン大統領は「日本語で感謝を伝えた」とあります。

       

      後で店側に聞くと、ユンは、この店の味を気に入り、すき焼きの割り下を土産にしたという。店から出るときには店員に日本語で感謝を伝えたそうで、日本のもてなしがユンにも伝わったのではないかと感じた。

      午後9時9分に1軒目が終わると、すぐ近くにある2軒目の洋食店に。
      舞台に選ばれた洋食店は、ユンが日本に来た際に訪れたことがある思い出の店。ここでは、岸田とユンが通訳だけを介して向き合った。

      引用:NHK政治マガジン(2023年3月20日)

       

      お店の人もユン大統領から日本語で感謝を伝えられたのは、とっても嬉しかったでしょうね!

       

      その後の2件目の「ハシゴ夕食」は、ユン大統領・岸田文雄さん・通訳の3人で行われたことが報じられています。

      この記事の内容から考えると、ユン大統領は簡単な日本語は話せるものの、流ちょうに話せるレベルではないことが推測されます。

      ただ、そんなユン大統領。

      英語はかなり堪能な様子で、2023年3月末にアメリカを訪れた際に披露した英語スピーチがメディアで大きな話題になりました。

       

       

      2023年4月28日の中央日報では、ユン大統領の英語力に対して高い評価が寄せられていました。

       

      ユン大統領の27日の米上下院合同演説後、ネット上では大統領の期待以上の流ちょうな英語力が話題に。「検事時代に海外研修の経験があったのか」「今回の訪問を控えて短期間で学習したからといってできる水準ではない」「発音はもちろん、強弱調整、マナー、ユーモアいずれも抜群」などの賛辞があふれた。

      引用:中央日報より(2023.4.28)

       

      こうしたことから、ユン大統領は訪問した国の言語や文化に深い理解を寄せる姿勢が見られます。

      【まとめ】ユン大統領が親日の理由5選!日本語が話せるのかも調べてみた!

      今回は「ユン大統領が親日の理由5選!日本語が話せるのかも調べてみた!」と題してお送りしました。

      <ユン大統領が親日な理由5選>

      • シャトル外交を復活させた
      • 元徴用工問題を解決したいと考えている
      • 反日感情を政治利用するのに否定的
      • 父親が日本に留学し、大学で教鞭をとっていた
      • 日本文化をリスペクトしている

      ※ユン大統領は日本語はおそらくあいさつ程度は可能で、英語はなかなかの語学力を有している

       

      親日派で日本に深い理解を示しているユン大統領。

      戒厳令の責任から現在拘束されていますが、一日も早く韓国政治が正常化することを願いたいですね。

       

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